言葉

首を振る。顔色が悪い。

求まる

『求まる』って言葉どうも気になってたけど、やっぱ採用されていない辞書が多いみたい。まあだからといってこの言葉を排斥すべきとは思いませんけど。どっちにしろ数学でしか使わないだろうし。コトノハ - 数学の時間などで、先生が「求まる」という言葉を使…

卑下2

卑下 - 迷惑をかけるつもりはないんです 以前『卑下』という言葉を他人を対象とすることに違和感を感じると書いたがgoogleで"卑下の使い方"と検索すると似たような違和感を持つ人が多いことがわかる。 卑下の使い方 でも今のところ専門家の人が言及したもの…

例えと喩え・譬え

前からちょっと気になってはいたんだけど"タトエ"という名詞("タトエル"という動詞の場合も同じですが)に当てる漢字は"タトエ話"のように比喩の場合はやはり"喩え"あるいは"譬え"のはずだと思う。"例え"と当てるのは"例"という意味の場合にすべきで、これ…

ミが出た

うんこを漏らしたことを「"ミ"が出る」と表現することがあるが"身"と"実"とどちらの感じを当てるべきなのか。 中身のことだから"身"かなと思っていたのだが"実"を辞典で調べてみた結果を引用する。 み 0 【実/▽子】 〔「み(身)」と同源〕 (1)植物の果実。 …

憮然

言葉の誤用ってのは日常茶飯事で誤用というより変化と認めたほうがよかろうものも多いですな。 例えば「ら抜き言葉」なんかがそうでしょう。 理由の説明は端折りますがこれに目くじら立てる人は専門家にはあんまりいないんじゃないかなあ。(非専門家のつぶや…

すえたにおい

小説を読んでいると結構な確率で「すえたにおい」という表現を目にするけれど、日常会話では聞いたことがないしイマイチどんなにおいなのかも分からない。 す・える 2 【▼饐える】 (動ア下一)[文]ヤ下二 す・ゆ 飲食物が腐ってすっぱくなる。 「―・えたにお…

インプットメソッド

携帯電話のインプットメソッドのひどさにはしばしば辟易する。機種によって違うだろうけど、今使ってる機種では「きんき」の変換に「kinki」があって「禁忌」や「欣喜」はないのよね。需要としては「kinki kids」とかの方があるのかもしれないけど変換作業って勉強にな…

卑下

の意味 - goo国語辞書 卑下という言葉は自分がへりくだることをいうのだと思っていたのだが、最近では他人を目的語にする例をよく耳にする。辞書から引用しよう。 ①(名)スル 自分を人より劣った者として扱うこと。へりくだること。謙遜すること。 「必要以…

甲子園全国高等学校野球選手権大会で生徒の名前をアナウンスする時のイントネーションがおかしくないだろうか。 例えば「田中くん」と呼びかける時、標準語では語頭が下がって後は平板に読むのではないだろうか。 甲子園では「田中」までは標準語と同じで「…

話と話し

最近よく「話しが〜」とか「話しを〜」という表記をよく見かけるけどやっぱ間違いだよね。テレビのテロップなんかでもみるけど、これはパソコンの普及の結果だろうね。そういう意味では新しいタイプの間違いというのか。変換する時に起こる間違いだからね。…

ことばの力

外山滋比古の文章は国語の教科書や受験問題に頻出するらしいので多くの人が知らず読んでいることが多いはずなのだが、学者・評論家としてだけでなく一文章家として非常に素晴らしいと思うので折につけ読むことがある。 『ことばの力』という本の『雅語』とい…

すべからく〜言葉の誤用〜

「すべからく」という言葉は漢文のいわゆる再読文字で「べし」などと結んで、要するに「〜すべきだ」というようなことを表すので、当然「すべて」ていう意味で使うのは誤用である。この誤用についてはわざと難しい言葉を使おうとして浅学さを表すという恥ずかしさの…

言葉の性差

女言葉と男言葉の違いの程度というものはその文化によって違うものだが少なくとも日本の標準語ということで見ると昔と比べてその差がだいぶなくなってきているようだ。 男言葉、女言葉というけれども、実際には男言葉が標準で女言葉はそれに対して助詞や助動…

文体2

さて文体という時、普通、和文体とか和漢混交体とかの国語全体のなかの大きな分け方と、紫式部の文体とか夏目漱石の文体という時の個人の文体に分けられますがさきのエントリーで問題にしたのは前者のほうです。 個人の文体の中には成功したものも数多くある…

文体

明治期から言文一致運動が興ったようなことを学校で習うので多くの人は現代の文章は言文一致体で書かれていると思っているのかもしれないが、少し物の本でも読めば現代日本語では言文一致体というのは確立されていないことが分かる。そもそもちょっと考えて…

蓋然性

最近蓋然性という言葉をよく聞くなと思ったので自分の中で曖昧だった可能性と蓋然性の区別をはっきりさせようと調べてみた。 普通一般の人ならば可能性という言葉を使いそうなところで学者さんなどは蓋然性という言葉を使うという印象があった。 調べてみる…