ポップ1280

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お勧め。面白い。ノワールの傑作らしいので有名なんでしょうが、生前は評価されなかったというよくあるエピソードをもつジム・トンプスン。でもはてなキーワードさんによるとスタンリー・キューブリックの『突撃』とか『現金に体を張れ』の脚本家らしいんだよね。脚本家としては評価されてたのかしら。

犯罪者側の視点での一人称なんだけど、このトボケタ語り口がいいんだよねー。しかしこれって翻訳小説だからありって気もする。翻訳物はその拙さに辟易することが多いけど、これは翻訳物であることがプラスになってる稀有な例じゃないかと思う。その功がどこに帰されるべきなのかわかりませんけど。

話の解説はAMAZONででも。