先日デパートのエレベーターに並んでいたところ、出て来る人たちが出切ったところで扉が閉まってしまった。この時扉の前にいた客には非常に腹が立った。私の常識では*1そういう場合は体を張って扉を止めるか少なくともボタンを押して再び開けようとすると思うのだけどその男女三人連れは何のアクションも起こさずすましたボケっと間抜け面をさらしていた。これってすごく居た堪れない状況だと思うんだけど彼らがすました顔をしていた理由を推測してみるに、このような状況に置かれてあたふたしてしまうというのはかっこ悪いという感覚があるのではないか。ちなみに彼らはまだ10代だと思われる。特に若いころはそういうのを馬鹿にして超然とした態度をかっこいいと思う感覚があると思う。そして逆に私はそういう感覚を自分がかつて持っていて、且つ今はそれをつまらないことだと切り捨てようとしているために、余計に彼らに腹が立ったのではないか。かつて持っていたというのが重要。他にも理由は考えられるが自省のための一考察。

*1:全然関係ないけれど最近『私の常識』というような言い回しをよく聞くけれどもそれって既に『常識』ではないんじゃないだろうか。まあでも言いたいことはわかるよね。