別格 - 迷惑をかけるつもりはないんです

昔何かでエリック・クラプトンが若いころ、ロバートジョンソンのことを良いと思わないヤツとは口を利かなかったという話を聞いたが、僕にとってのチャーリー・クリスチャンはまさにそんな感じ。

ウェス・モンゴメリーも『チャーリー・クリスチャンのことを悪く言ったり理解できないという人を僕は軽蔑する。』というようなことを言ってた。

僕はギタリストでチャーリー・クリスチャンのソロはかなりコピーしていて本が書けるんじゃないかと思ってるぐらいだけど僕の演奏が彼に似てると言われたことは一度もない。個性とは不思議なものですね。

それはともかくかっこいいよ。ほんとチャーリー・パーカーとかをコピーしてもそうだけど、彼らは同じフレーズばかり使っててもまたかよって感じが全然しない。不思議だね。

ちなみにチャーリー・クリスチャンは音楽理論が単純だったのか現代から見ると逆に破格のことをやっていて面白い。あまりそのことに言及されることが少ないのは不思議。結構変だよ。

一応解説っぽいことを言っておくと、彼の録音はほとんどがベニー・グッドマンのバンドでのものなのでソロのスペースが短いのだけどこのアルバムはジャム・セッションをファンの誰かさんが録音したものなので長尺のソロが楽しめます。

やっぱ彼を聞いてなんとも思わない人とは口利けないね！これは星５つどこじゃないよ！