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久しぶりにしりとりに関するエントリーです。

以前の考察
Shiritori ワン・ステップ・アップ・レッスン - 迷惑をかけるつもりはないんです

さて前回は"り攻め"に対する"る攻め"の優位性を論じたわけだが、実践の場ではやはり"り攻め"の有効性も高いと思われる。前回証明したように"り"で始まる言葉は多いが"り"で終わる言葉はもっと多いからである。


また、こちらがやらなくても相手が"り攻め"を仕掛けてくる蓋然性も高い。しかしもちろんあなたはあわてる必要はない。この論考を読んでいるほどのあなたは既に"り"ストックを相当程度貯めているであろうから。


むしろ相手に"り攻め"をさせるというのも有効な作戦だ。"り"ストックが尽きかけてきたころ必殺の"り"返しを繰り出すのだ。"り"返しとは言うまでもなく"り"で始まり"り"で終わる言葉を返すことだ。相手は自分の攻め手に逆に苦しめられることになる。


しかしこの程度で勝ててしまう相手ではそもそも作戦など必要なかったと言えるだろう。あなたの"り"ストックが尽きても相手のストックはまだ尽きていないかもしれない。もちろんそこまでは当然想定の範囲内である。あなたは相手のストックが尽きるまで攻め続ければよい。


問題は相手が"り"返しをさらに仕掛けてきた場合である。これがあるから"り"返しは諸刃の剣となるのだ。そして"り"返しができる言葉というのは非常に少ない。前回は敢えて秘したが今回はこれを公にしたい。

料理・倫理・リハビリ・利回り・(固有名詞可の場合)利尻

これは実に貴重な情報である。これを公にするのは私がしりとりの一線の場から退き、後進の育成に力を注ごうと思ったからである。相手の実力を量りつつ"り"返しのタイミングを見計らい"り"ストックを繰り出す。要点はそれだけである。



さてでは"る”返しは?となると少し話が微妙である。
一般名詞で基本的な語彙からとなると『ルール』ぐらいではないだろうか。
固有名詞がありとなれば

ルノワール(喫茶店
ルル(風邪薬)
ルミエール(車・雑誌・ディスカウントストアなどの名前)
ルール(地名)
ル・クプル(ユニット)
ルイール(雑誌名)
ルクソール(エジプトの都市)
ルノートル(菓子屋)

一般名詞でもマニアックなものなら

ルミノール(化学物質)
ルーベル(化繊)
ルプソアール(美術用語)

というのもある。
探せばまだあるだろうができれば固有名詞以外で探しこのデータベースを充実させたい。


"り"で始まり"る"で終わる、またはその逆の言葉も覚えておいて損はないだろう。

リール
リサイクル
リハーサル
硫化アリル
リサイタル
(リライタブル)

瑠璃
瑠璃茉莉


"り""る"で始まる日本語は少ないが外国語はその限りではない。また外来語は多く使われるものの日本語として定着するか揺れているものも多い。ずばり結論を言うならしりとりは外来語の扱いが重要である。