続・坂東眞砂子の子猫殺し

さて上のエントリーを受けての話だけど、誰しも考えたことがあるであろう、蚊やゴキブリは殺していいのかということについて考えてみる。ものすごく頭の悪いことを書きそうで怖いけれども。


まず、殺される動物たちの側から見れば、同じだ。種全体から見れば個体数の多い虫たちは被害が少ないと言えるかもしれないけれど。あれ?結論が出てしまいました。


では次に、他の動物たちは食べる分だけ殺すだけだが、人間は無制限に殺してしまうから、食べるために殺すの(及び必要に迫られて)とそれ以外では分けて考えるべきだという意見はどうだろうか。一見もっともで、もちろんそう考えて不都合はないと思うが、それは人間が生態系を狂わせた結果、便宜的に出て来た考えだと思う。


ならば蚊を殺すのも猫を殺すのも同じかと言えばそんなことはない。社会的な意味付けが違う。現代日本では猫を殺すことは非難される。どうしてだろう。


いろいろな条件の下、猫は愛玩動物として認知されている。坂東眞砂子は社会的責任という言葉を口にしているが、社会的責任という意味では避妊手術よりも子猫殺しの方が罪が重いだろう。おや、結論が変わってしまいました。


いや、もちろん観点が変わっているだけですがね。