大叔父が亡くなった。お通夜には沢山の方が来てくれた。

後のことに寄り合ふ人のかほ見れば帰らぬ人のけはひ知らるる

み仏の櫃に飾れる花よりも人ぞまことの花にざりける

この人の身内にあるぞ誇らしき我が身ものちはかからんと期す

俳句

暑気払いビールもいいけどカレーもね

枝豆かそろそろ秋刀魚が食いたいぜ

水畑の失せぬ眺めや盆参り

蝉の音の移ろひに入む季節かな

かんぜみの鳴くも一入秋の入り

カナカナとカタカナに鳴くがつきづきし

お盆とて二人も迎へに来ざらなむ

盂蘭盆を待たず叔母上逝きにけり

忽ちに立ち待ちの夜は更けにけり